
港区赤坂小学校での第1回目の授業です。
今日は生きものを学校に呼ぶための授業を行いました。授業については2年生の子どもたちを対象としましたが、
赤坂小学校では今後の実際のビオトープ造成作業は、2年生の他にも環境委員会の子どもたちも加わって行います。
今回は2年生の子どもたちに「生きものを学校に呼ぼう!」の授業です。
NPO法人アサザ基金の飯島先生がゲストティーチャーとして講師を務めます。子どもたちは初めて見る先生に興奮気味の様子です。
「赤坂小学校に何か生きものはいるかな~?」という飯島先生の問いかけに
対し、「蝶が飛んでたよ!」「ツバメの巣があるよ!」とみんな手を挙げて積極的に答えます。
「じゃあ、他の生きものを赤坂小に呼ぶためには、何をしたら良いかな?」
みんな隣の子に相談しながら、一生懸命考えます。「エサをあげる!」「仲良くなって連れてくる!」などいろいろな答えが出ました。
「じゃあどうやって仲良くするの?」難しい問いにとまどいましたが、やっと待っていた答えが出ました。「生きものに相談する!」
今日は「生きものとお話する方法」が授業のテーマです!
みんな生きものとお話出来るようになるという事でとってもうれしそうな様子で話を聞いています。一生懸命飯島先生の言葉をノートに書き写しています。
『生きものの目線に立って物事を考える』子どもたちにとって新しい目線です。生活科の学習で、生きものについて教えていただいた視点で観察を始めました。
私たちも子どもたちのキラキラした眼差しに心を躍らせ、次回以降が楽しみです。
赤坂小学校では、大人たちが事前に準備作業をして、子どもたちと一緒にビオトープを完成させます。
港区赤坂小学校での第2回目の授業です。
今回は30日にビオトープ造成を子どもたちと行うための事前準備作業で、大人による力作業中心です。お天気はあいにく小雨ですが、
赤坂小学校では屋根の下での作業が可能なため、雨天決行です。
赤坂小学校では4年前に小さなビオトープを造っています。今回そのビオトープを
改築していきます。
早速社員ボランティアで作業開始です。
まずは学校の職員の方に事前に水を抜いてもらい、植物を移動しておいてもらった
池から、土や泥を移動させる作業です。
作業を進めていく中で、泥の中にシオカラトンボのヤゴがいるのを発見!!探してみると20匹近い数のヤゴがいました。
赤坂小学校周辺にもトンボがやってきているのがわかり、ボランティアもホッとした様子です。
また、池の周りに大きなカエルが突然姿を現し、思わずびっくり!こちらは、アズマヒキガエルというカエルで、
ふだんは鳴かないおとなしいカエルのようです。
体調は20cmくらいと都内で見るカエルの中では割と大きいように感じました。
本日は2年生がビオトープ造成準備のお手伝いをしてくれるので、その時に子どもたちにカエルとヤゴを見せることにしました。
実際子どもたちに見せてみると、大多数の子どもが大きなカエルにびっくりしました。悲鳴や叫び声が飛び交います。
でも、時間が経つにつれてみんな慣れてきた様子で、徐々にカエルに近づいていき、多くの子どもはカエルに触れていました。
同じようにヤゴも「気持ち悪い!」という声が聞こえる中、みんな進んで触っていました。そんな子どもたちの様子に先生や、学校公開で参観している保護者のみなさんが驚いていました。
本日は学校の配慮により、給食をいただけることになりました!!
子どもたちと食べる給食は格別においしかったです。
午後は、新しい土をビオトープの中に入れていきます。なかなかの力作業
でしたが、なんとか大人たちでこの日のノルマを達成することが出来ました。
最後に入れた土を踏み固めます。
次回はこのビオトープを2年生と環境委員会の子どもたちと完成させます!
早く完成させて、たくさんの生きものを呼べる赤坂小学校ビオトープにしたいです。
赤坂小学校第3回目の訪問。今回いよいよ2年生と環境委員会の子どもたち主体でのビオトープ造成作業を行います。
今回の作業の流れは、前回ボランティアメンバーで作った土台に、①ビニールシートを敷き、②土をかぶせ、③水を入れ、④水草を植える工程を子どもたちと一緒に行います。
まずは2年生の子どもたちと作業を行います。みんなやっとのことで取りかかれた、待ちに待ったビオトープ造成作業に目がキラキラしています。ビオトープに入れるために、土もたくさん用意したのですが、その土の量の多さにも驚きを隠せない様子で、どんどん興奮していっている様子がこちらに伝わってきます。
子どもたちが一生懸命土を運び汗を流している様子、に私たち大人もパワーをもらいます。
無事に土を入れ終え、子どもたちが走り回って軽く土を踏み固め、ようやく水を入れていきます。子どもたちも早く水が溜まってほしいようで、とてももどかしそうに池を見つめていました。2年生との作業はここまでです。
最後の水草を植える作業は、環境委員会の子どもたちと行います。
ビオトープの様変わりに、歓声があがりました。水草をただ植えるのではなく、赤坂小学校の周りに来るトンボとか、どんな生きものに来て欲しいか確認しながら作業を行いました。みんな初めて見る水草を慎重に植えていました。
これでようやくビオトープが完成しました!!
赤坂小学校にたくさんの生きものが来てくれるといいですね!