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墨田区立柳島小学校(2008年実施)

第1回柳島小学校訪問「生きものとお話しよう!」2008年5月16日(金)

墨田区立柳島小学校第1回目の訪問です。



柳島小学校では、4年生2クラスの子どもたちとビオトープ造成を行います。
初めて見るNPO法人アサザ基金の飯島先生を見て、子どもたちがソワソワしている 様子がうかがえます。

今日はビオトープ造成前の事前授業の第1回目。飯島先生のあいさつ代わりとも言えるカッパの絵に興奮しているようで、早速ノートに書き写しています。





第1回目の授業で「生きものとお話が出来るようになる」と聞いて、みんなうれしそうです。今回は生きものの中でも「メダカ」とお話しするためにどうしたらよいのか考えます。みんなメダカになったつもりでどこでどんな暮らしがしたいか頭を悩ませている様子。生きものの視点に立つことで、生きものがどういう生活をしているのか、どんな場所になら集まるのかが見えてきます。どういうビオトープにすればいいのか、これから子どもたち全員で思いを一つにまとめ、自分たちでビオトープを設計し、実際の造成作業を行います。

柳島小学校では、現在学校の入り口にあるコンクリートの池をビオトープに変身させます。
子どもたちはもちろん、先生方もこれからどんな池にしようか楽しみな様子です。



次回は6月下旬に、学校周辺にどんな生きものがいるのか子どもたちと探索に行きます。



第2回柳島小学校訪問「学校の周辺に住む生きものを調べよう!」2008年6月24日(火)

墨田区立柳島小学校第2回目の訪問です。

今回は柳島小学校周辺に住む生きものを調査・観察するために、学校の近くにある大横川親水公園に探索に行きます。
お天気にも恵まれ、汗ばむくらいの暑さの中、4年生全員で早速、親水公園に向かいました。





まず親水公園内において、生きもの探しです。親水公園では絶滅危惧種のベニイトトンボが生息しています。みんなトンボを中心に、蝶や昆虫などさまざまな生き物を採取しました。川にも、何種類かヤゴがおり、ヤゴ取り名人が出てくるぐらい子ども達は一生懸命になっていました。





子ども達は観察も熱心そのもの。生きものの「体のつくり」を上から下から斜めから必死に観察し、スケッチしています。何種類かの生きものを採取した子がほとんどでしたが、時間に制限がある中、しっかりノートに描いていました。



生きものを描き終えると、最後は生きものが元いた場所に返します。子ども達の満足げな様子にホッとすると共に、柳島小学校にもたくさんの生きものが集まるビオトープにしたいなと改めて思いました。

次回は10月に、どんな生きものを呼ぶビオトープにしたいかを考え、設計図を作成します。



第3回柳島小学校訪問「ビオトープ設計図発表会!」2008年10月7日(火)

第3回目の墨田区立柳島小学校訪問です。

今日は1組、2組それぞれが柳島小学校に造るビオトープの設計図について発表します。  各クラス、この日のためにたくさんの議論を重ねたとの事でした。どんな設計図案が出てくるか楽しみです。







各グループによって視点がさまざまです。ビオトープの中の設計図を考えているグループもあれば、ビオトープに生きものを呼ぶため、『周りに木を増やそう』と考えるグループ、『畑を作って野菜を植えてみよう!』子ども達の発想力には本当に驚きの連続でした!





また、各グループの発表後に必ず質問が出ます。みんな積極的に手を挙げますし、質問されたグループもみんなで一生懸命答えます。それだけ、子ども全員がビオトープ造成を楽しみにしているという事ですね。思わず顔がほころんでしまいます。



そんな子ども達に、NPO法人アサザ基金の飯島先生も一生懸命アドバイスします。

① 柳島小学校のビオトープの大きさに合った設計図にしよう!
② このビオトープの中だけではなく、学校にある植物などにも目を向けて考えよう!

子ども達はこれを踏まえ、次回の11月のビオトープ造成までに設計図を完成させます。最終的にはどんなビオトープになるか、今から楽しみでなりません!!



第4回柳島小学校訪問「ビオトープ造成!」2008年11月11日(火)

墨田区立柳島小学校、第4回目の訪問です。 今日ついに柳島小学校でビオトープ造成を行います! 今日の流れは、①4年生全員でどのようなビオトープにするか教室で最終確認し、②コンクリート池に土を入れ、③水草を植え、③水を入れて、④最後にメダカ・タニシを放します。





実際の作業はクラス毎に分かれて行います。まずは1組さんが土をコンクリート池に運び入れます。力作業に女の子も果敢に挑戦!みんなで一生懸命土を運び、入れた土を踏み固めました。





2組さんは、再度土を踏み固め、水草を植えます。コンクリート池の横の花壇を土でつなぎ合わせ、カエルなどの生きものもビオトープに入れるようにしました。





ついに水を池に入れていきます。みんな姿勢を低くして、一生懸命様子をうかがってます。





最後に1組・2組合同で、メダカとタニシをビオトープに放します。子どもたちのうれしそうな眼差しに、ほっと胸をなで下ろしました。無事に柳島小学校でもビオトープ完成です!! 子どもたちの笑顔を見て、柳島小学校でもしっかり4年生を中心にビオトープを守ってくれると確信しました。本当にみんなお疲れ様でした!





次回は年明け2月に、ビオトープをみんなで観察してみます。 寒い時期だからこそ、生きものがどのように過ごしているか楽しみですね!