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中野区立沼袋小学校(2008年実施)

第1回沼袋小学校訪問「生きものとお話しよう!」2008年9月26日(金)

中野区沼袋小学校の第1回目の授業です。
沼袋小学校は、当社の社員のお子さんが通っている学校で、今回、ビオトープ造成の運びとなりました。

沼袋小学校では、3年生から6年生で構成されている「エコクラブ活動」の中で、授業展開していきます。エコクラブ活動は、自然・エネルギー・生き物・リサイクルの4つのグループに分かれており、ビオトープ造成は「自然」グループで関わっていきます。

ビオトープ自体は既に沼袋小学校にあり、昨年度の全国ビオトープ大会でも銅賞を受賞する実績をお持ちです。今回はそのビオトープを授業に活かしながら、ビオトープに少し手を加えていく流れです。





今日は「生きものとお話しよう!」についての授業。
子どもたちは「本当に生き物とお話なんか出来るのかな~?」と始めは半信半疑でしたが、 みんな生きものにも関心が高く、授業を受ける姿勢がだんだん変わってきます。授業を進めるNPO法人アサザ基金の飯島先生の質問にも積極的に手を挙げて発言しています。

ここで驚いたのは、3年生も6年生に負けずに手を挙げて発言している様子です。ただ、難しい飯島先生の問いかけに答えられたのは、やっぱり6年生のお兄さん。とても頼もしかったです。学年を超えての授業形態も、子どもたちには刺激し合える場のようでした。





次回は学校に今あるビオトープを活かして、ビオトープに住む生きものの観察の授業を行います。 今、沼袋小学校にどんな生きものがいるか、とても楽しみです!



第2回沼袋小学校訪問「学校のビオトープを観察してみよう!」2008年11月25日(金)

沼袋小学校第2回目の授業です。
今回は沼袋小学校のビオトープにいる生きものを観察します。



まずは生き物を採取します。NPO法人アサザ基金の飯田先生が「網の使い方」と「採取方法」を伝授します。さすがはエコ活動の自然グループの子どもたち。果敢に生きもの採取を行っています。みんな何やらいろいろな生きものを発見している様子です!!





中には初めて見る生きものもいて、興奮気味のようです。
飯田先生と図鑑で一生懸命調べている子もいました。



自然グループ担当の金子先生も、子どもたちと一緒に生きもの採取してくださいました。ビオトープにいろいろな生きものがいることに驚かれているようでした!



ではでは、みんなで採取した生き物が何か学習しましょう!
1番多くビオトープにいたのが「ギンヤンマのヤゴ」でした。黒っぽく、普通のヤゴより大きい印象で、とても驚きました。他にも「ショウジョウトンボのヤゴ」や「ヒルの赤ちゃん」、「エビのような小さい生き物」もいました。
わからなかった生きものについては、後日子ども達が自分たちで調べてみるということになりました。どんな生きものだったのか、次回ぜひぜひ聞きたいです。



次回はいよいよ、ビオトープを改造します!!!
今のビオトープを活かしての改造なので、土を入れ替えたりする作業を子どもたちと一緒に行っていきます。 12月に入っての作業なので、お天気が良くなりますようにですね!!



第3回沼袋小学校訪問「ビオトープを造ろう!」2008年12月5日(金)

今日はエコ活動の日。3年生から6年生からなるエコ活動自然グループのメンバーを中心に、池を改築してビオトープを造ります。
教室でビオトープの設計図を再確認し、生きものについて勉強した後、いざ、ビオトープ造りへ!



大量の土の山に興奮気味の子ども達。泥だらけになるのもお構いなしに、バケツと一輪車で土を運びます。 次から次へと空バケツを持ってくるので、スコップで土を入れる役目のボランティアの息が上がります。



運んだ土は、設計図通りに高低差をつけて踏み固めていきます。
みんなで足踏み、楽しそうです。
2年生が手伝いに来てくれて、ビオトープの周りは一層にぎやかになります。
ビニールシートを敷き、さらに土をかぶせていきます。



水草を植え、水を入れていきます。子ども達は水がたまるのを待ちきれない様子。 沼袋小学校で見つかった大きなヤゴをビオトープに放します。





ビオトープ完成!

隣に一回り小さなビオトープも造りました(写真下)。
カエルが行き来できるように、池と池の間の通路は低めに設計されています。



元気な子ども達と過ごした時間は、ボランティアにとっても楽しい時間となったようです。
今はまだ静かですが、春にはこのビオトープにたくさんの生きものが来てくれると期待しています。